ケアリーヴ™絆創膏お役立ち情報 救急箱の中身リストと準備する際の注意点を紹介

救急箱の中身リストと準備する際の注意点を紹介

万が一の事態に備えて、家に救急箱などの用意はありますか?
風邪薬や絆創膏などを日頃から常備している人は多いと思いますが、緊急時にすぐに持ち出せるセットを用意している人は少ないのではないでしょうか。
災害が起こった時に自分で自分を守る「自助」は非常に大切な考え方です。ケガをしたときの応急処置をはじめ、深夜や週末の体調不良で病院に行けない場合にも役立ちます。
今回は、救急箱を準備する際の注意点と、救急箱に入れるべきものを紹介していきます。

救急箱を準備する際の注意点

救急箱を準備する際の注意点を紹介します。

薬の使用期限を確認する

救急箱の中身を用意する際は、薬の使用期限をしっかり確認しておく必要があります。
医薬品の使用期限は製造から未開封の状態で3年から5年程度に設定されています。
ドラッグストアなどで購入した一般用の医薬品には使用期限が明記されているので、定期的に確認するようにしましょう。使用期限が切れたものは使用せずに廃棄して、新しいものを購入してください。

保管場所に注意

救急箱の保管場所は、必ず決めておきましょう。緊急時にすぐに持ち出すことができるよう、定位置を決めることが重要です。

小さい子どもは薬を手に取ったり、口に入れたりすることがあるため、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
薬の品質は、保管している温度や湿度、光によって影響を受ける場合があります。高温にならず、湿気が少なく、直射日光の当たらないところに置くことをおすすめします。
薬剤師や登録販売者から保管方法を説明された場合は、保管場所についても聞いてみるとよいでしょう。

処方薬は救急箱に入れない

医師から処方された薬は救急箱に入れないようにしましょう。
病院で処方される薬は、一般の医薬品よりも効き目が強いため、慎重に使用する必要があります。
処方薬が余ってしまった場合は、使用せずに廃棄してください。薬を容器から取り出し、お住いの自治体の分別・収集ルールに従って廃棄してください。

救急箱の中身【医薬品】

救急箱の中に入れるおすすめの医薬品について説明します。

解熱鎮痛剤

解熱鎮痛剤は、急な発熱や頭痛、生理痛などの痛みのときに頼りになります。
ドラッグストアなどで購入できる解熱鎮痛剤には、ロキソプロフェン、アミノアセトフェン、アスピリン、イブプロフェンなどの有効成分が含まれています。痛みの部位や程度、体質、年齢などによって適した成分が異なります。薬剤師または登録版売者に相談し、使用する人に合った医薬品を選んでもらうことをおすすめします。

胃腸薬

胃が痛むときは、胃酸が出過ぎていると考えられます。胃酸を中和する薬や、胃酸の分泌を抑える薬などが市販されています。胸やけなどの症状の場合は、消化を助ける薬がよいでしょう。
また、便秘や下痢などのときのために、腸内環境を整える薬や下痢止めも用意しておくことがおすすめです。

風邪薬

風邪には、高熱や咳、鼻水、喉の痛みなど、11の症状があるといわれています。
救急箱には、これらの症状を緩和する「総合感冒薬」をひとつ入れておくとよいでしょう。

貼り薬

肩や腰、関節の痛み、筋肉痛など、痛みや症状があるときは、じっとしているだけでもつらいものです。そんなときには、鎮痛消炎効果のある貼り薬が痛みや炎症を和らげてくれます。
ニチバンでは、肩こりや腰痛に効くロイヒシリーズを取り揃えています。小型丸形の「ロイヒつぼ膏TM」や「ロイヒつぼ膏TMクール」、24時間効果が持続する「ロイヒ膏TMロキソプロフェン」、ロールオンタイプのクリーム剤「ロイヒTMクリーム フェルビ」など、症状や患部の場所に合わせて選ぶことができます。

救急箱の中身【衛生用品】

次に、医薬品以外の衛生用品として救急箱の中に入れておくべきものを紹介します。

救急絆創膏

切りキズ、すりキズなどのケガのときには、救急絆創膏があればキズの応急処置ができます。
テープ素材が通気性の良いウレタン不織布の救急絆創膏は、長時間貼り続けても白くふやけにくく、肌によくフィットします。
手指などのケガに使える汎用的なサイズだけではなく、肘や膝などにできた大きなすりキズなどにも貼れる大判サイズもあると安心です。
また、パッド部分にハイドロコロイドを使用している「治癒促進タイプ」の絆創膏であれば、モイストヒーリング(湿潤療法)でキズを早くきれいに治します。

サージカルテープ

サージカルテープは、巻絆創膏や医療用テープとも呼ばれ、ガーゼや包帯などを固定する時に使います。
サージカル(surgical)には、「手術の」「外科の」という意味があります。

包帯

包帯は、骨折や脱臼の際に関節を固定したり、出血のあるケガを圧迫して止血をするなど、災害時の応急処置に幅広く活用できます。
通常の包帯のほか、包帯同士がくっつく自着包帯や、肘や膝など曲がった部分にフィットし通気性に優れた伸縮包帯など、多くの種類があります。

ガーゼ

ガーゼは、キズの手当てのほか、マスクに重ねて保湿・保温効果を高めるといった用途にも活用可能です。
また、非常に軽く、生地も薄いため、救急箱に入れてもかさばりにくいこともメリットです。

三角巾

三角巾は、骨折など負傷部を固定するために使われます。その他、包帯のように圧迫したり、キズが空気に触れないよう覆ったりするといった使い方も可能です。

脱脂綿

脱脂綿は薬を塗ったり、出血をぬぐったりなど、さまざまな用途に使うことができます。

綿棒

綿棒は、小さなキズの消毒のほか、薬を塗ったり、耳の掃除などにも使える優秀なアイテムであり、軽くて小さいのでかさばることもありません。

ピンセット

ピンセットは、ガーゼをつまんだり、脱脂綿で拭いたりなど、清潔に処置をしたいときなどに使います。

ハサミ

ハサミは包帯やテープを切ったりする際に活躍します。
ハサミは多くの目的に使えるアイテムで、万が一の際にもあると便利です。医療用のハサミには、刃先にガードが付いて皮膚を傷つけないようにしたものや、刃にテープの糊が付きにくいよう加工されたものもあります。

体温計

体温計は、日々の体調管理に欠かせません。
感染症の流行時には、自分や家族の体温の小さな変化にいち早く気付き、早期の治療と感染拡大防止に素早く対処する必要があります。
いざというときに電池切れ、ということのないよう、日頃のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

まとめ

今回は、救急箱を準備する際の注意点と、救急箱に入れるべきアイテムを紹介しました。
日頃から救急箱を用意しておくことで、万が一の時にも自分や家族の体や健康を守ることにつながるでしょう。

ニチバンでは、救急絆創膏をはじめとして、サージカルテープや自着性伸縮包帯など、救急箱に入れておくと安心な製品や肩こり・腰痛の貼り薬などを取り扱っています。ぜひこの記事を参考にして、救急箱を用意し、万が一に備えましょう。

記事監修者
土井悠人先生
福井医科大学医学部医学科卒業。
形成外科医・皮膚科医・ 美容皮膚科医・ 美容外科医。金沢医科大学病院、産業医科大学病院、その他関連病院の勤務を経て、現在箱崎どいクリニックの院長を務める。
日本形成外科学会専門医・日本美容外科学会(JSAPS)会員