ケアリーヴ™絆創膏お役立ち情報 爪が剥がれる原因&爪のケア方法を紹介

爪が剥がれる原因&爪のケア方法を紹介

手や指先は目に付きやすいパーツです。爪が剥がれる、割れるなどのトラブルがあると、気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
ここでは、爪が剥がれる原因や爪のケア方法を説明します。

爪が剥がれる原因

爪が剥がれる原因にはどんなものがあるのでしょうか?はじめに、爪が剥がれる原因を説明します。

爪甲層状分裂症

爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)とは、一般的に二枚爪と呼ばれるもので、爪の甲が薄く剥がれてしまう状態のことを指します。
爪は一枚でできているわけではなく、三層構造になっています。この層の間が剥がれてしまい、空気が入り込んだところから、めくれ上がっていきます。
爪甲層状分裂症は爪の水分量が少なくなることが原因です。
乾燥する冬は、爪の水分量が低下するので、夏よりも注意が必要です。

爪扁平苔癬

爪扁平苔癬(つめへんぺいたいせん)とは、爪の甲に対して縦に細い線状の亀裂が発生し、爪が薄くなる症状を指します。
爪扁平苔癬では、爪が層状に剥離しやすくなります。

爪甲剥離症

爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)とは、爪の甲の先端部が爪床から剥がれていってしまう症状のことを指します。
剥離した爪甲と爪床の間にゴミが入り込むことで、爪が褐色に変色することもあります。

外傷

「重い物を指先の上に落としてしまった」「ドアに指を挟んでしまった」というように、外部からの強いダメージを受けることにより、爪が変形したり、爪床(皮膚と接触する面)から出血したりしてしまうことがあります。
爪床の皮膚や筋肉が潰れてしまうような重い損傷の場合、爪が変形したまま元に戻らないことがあります。キズの状況によっては、治療のために爪の除去が必要な場合もあります。
また、かなづちで直接爪を叩いてしまった場合、爪の下に血液がたまってしまうことがあります。これを爪下血腫といいます。爪の一部分、または全体の爪下に暗紫色の斑点として現れ、ズキズキとした痛みを伴います。その場合は早めに医療機関を受診して診察を受けましょう。

乾燥

指先の乾燥によって、爪が剥がれやすくなってしまうことがあります。
通常は、爪床から爪の甲(爪の表面)に向かって水分が補給され続けています。しかし、指先が乾燥してしまうと、補給に必要な水分量が足りなくなってしまいます。
水分量の少ない爪は脆くなり、剥がれやすくなります。
乾燥を防ぐためには、保湿クリームを定期的に爪に塗ってケアしましょう。

ネイルアートによるもの

ネイルアートの代表的な”ジェルネイル”などは、爪へのダメージを伴うことがあります。
ジェルネイルのあとに爪が痛むのは、オフの前に行う表面削りが不十分だった可能性があります。
また、短期間にジェルネイルの付け替えを行うと、爪の表面が削られ、爪が痛んでしまいます。一方で、付け替え期間が長い場合でも、ジェルネイルが爪の甲から浮いて、爪の表面ごとポロっと剥がれてしまうことがあります。

爪のケアについて

ここでは、爪のケア方法について説明します。

絆創膏で爪を保護する

損傷した爪が元に戻るまでは、およそ1ヶ月という長い時間がかかります。
爪に救急絆創膏を貼ることで、元の状態に戻るまでの爪の負担を減らすことができます。
指先に貼る場合は、爪と救急絆創膏の間に隙間ができやすいので、伸縮性に優れたウレタン不織布素材のものや、指先にきれいに巻き付けることができるT型サイズの救急絆創膏がよいでしょう。

日常生活で爪に負担をかけない

日常生活において、爪に負担をかけるようなことはできるだけ避けましょう。
一般的な爪切りは、バチンと切った衝撃で爪の両端に負担がかかり、ひびが入りやすくなってしまいます。爪切りの代わりに、爪用やすりなどを使うようにしましょう。
爪の手入れは、なるべく入浴後の爪がやわらかい時間帯に行いましょう。
また、ストレングスナーなどを利用して爪を補強することもおすすめです。
ストレングスナーとは、爪を保護するトリートメントで、保湿成分が爪の水分不足を抑えます。
爪が割れやすい人や、二枚爪になりやすい人におすすめのアイテムです。
爪が弱っている人は、しばらくはネイルアートを控えたり、爪の上に重い物を落とさないよう気を付けたり、爪に負担をかけないようにしましょう。

キズや痛みがある場合は病院へ

爪にキズができてしまったり、爪付近に何かしらの痛みを伴ったりしている場合は、早めの受診を心がけてください。
キズを放置したり、自己流の処置をしたりすると、爪が元に戻らなくなる可能性があります。
もし爪が剥がれたら、「爪が剥がれている状態で物を持ったり、触ったりしないこと」が重要です。
爪が剥がれてしまうと、雑菌が入り、感染を起こす恐れがあります。救急絆創膏などで保護し、できるだけ物を触らないようにしましょう。

食生活に気を付ける

爪にもバランスのいい食事が必要です。
爪は、”ケラチン”と呼ばれるタンパク質によって形成されています。また、鉄分、亜鉛、さらにビタミン、ミネラルなども爪の構成要素となっています。
また、爪の乾燥を防ぐために、水分を取ることも重要です。爪が脆くなっているときは、水をたくさん飲むようにしましょう。

まとめ

爪が剥がれる原因や対策法を紹介しました。
爪は体の末端にあるものだからこそ、栄養などにも気を配った丁寧なケアが必要であり、こまめに爪の保湿を行うよう意識することが大切です。また、水分量が不足しがちな冬は、積極的にハンドクリームなどでケアするようにしましょう。

ニチバンでは、さまざまな形状の絆創膏を取り揃えています。「ケアリーヴTM指先用」は指先でも隙間を作らず、はがれにくいT字型をしています。指先を包み込むように巻き付けて貼ることで、しっかりフィットし、爪をやさしく保護します。

記事監修者
土井悠人先生
福井医科大学医学部医学科卒業。
形成外科医・皮膚科医・ 美容皮膚科医・ 美容外科医。金沢医科大学病院、産業医科大学病院、その他関連病院の勤務を経て、現在箱崎どいクリニックの院長を務める。
日本形成外科学会専門医・日本美容外科学会(JSAPS)会員